2021.7.18

テーマ「測り知れない神の力」

聖書 第二 コリント 4:7〜11

 

 

 真夏日の日曜日となりました。良い礼拝の1日となりますようにお祈りします。

 今日のテキストは伝道者パウロの最も力強い励ましの言葉と言っても過言ではありません。

 どんなに辛いことがあっても、あなたの心の中に宿る神の力を信じましょう。外面的にどんな迫害を受けても、内にある力は測り知れない迫力を持ってあなたを勝利に導くでしょう。

 

 私たちは土の器です。もろい無価値な器です。しかしその中に尊いキリストの救いの福音が宿っています。その福音は測り知れない神の力の源なのです。伝道者パウロは自分の能力や気力で迫害を乗り越えてきたのではありません。ただ土の器の中に宿った神の無限の力によって乗り越えてきたのですと証しています。私たち自身の努力や修行や知識によって力が出るのではなく、神様からの力によって困難を乗り越えることができるのです。

 

そこでこう言いました。

「私たちは、

①四方から患難を受けても窮しない。

②途方にくれても行き詰まらない。

③迫害にあっても見捨てられない。

④倒されても滅びない。」(4: 8.9)

 これはパウロがどれほど多くの迫害や、試練を受けたかということを物語っていますが、私たちにとってもあらゆる攻撃や試練の中にも強く立ち向かうことができる約束の言葉ではないでしょうか。

 

 それは日毎にキリストとともに死ぬならば、キリストと共に甦ると約束されているのです。パウロは伝道に出かければ必ず迫害に会い、命が狙われ、死の恐怖にさいなまれましたが、その都度キリストとともに甦るという信仰が与えられました。これこそ福音の原理です。

 そうだとするならば、どんなときにも坦々と過ごしていきたいものと思います。

 

 主イエスキリストは言われました。

「あなた方は、この世では悩みがある。しかし、勇気を出しなさい。私はすでに世に勝っている」(ヨハネ16: 33)

この主の言葉を、パウロはそのまま身に付け実現したのです。そうだとするならば私たちも信仰者にふさわしい生き方をしたいものです。

 

今週も信仰によって力強く歩むことができますようにお祈りしています。

 

小田 彰