2021.3.7

テーマ「彼の骨は折られず」

聖書 詩篇 34:1〜22

 

 まず緊急事態宣言延長による礼拝休止のお知らせをいたします。3月7日を楽しみにしておりましたが、28日まで延期されます。引き続き祈りの絆を強くして信仰の交わりを保ち、主に礼拝を捧げてまいりたいと願っています。今日はぜひYouTube動画メッセージをご覧くださいね。

 

 今日の詩篇は第34篇です。今年の御言葉「主を仰ぎ見て光を得よ」(34:5)についてすでにお話しいたしました。ダビデがサウル王から嫉妬され、迫害を受けて逃亡し、よりによって敵の陣地であるガテの王アキシの兵隊に捕らえられてしまったのです。絶体絶命の窮地の中で、ダビデは狂気を装い、ついに解放されたのです(列王上21章)。そのような事情から生まれた詩篇ではありますが、神は来るべきメシヤ、イエスキリストの受難預言として編纂されました。

 そのテーマは「主に寄り頼め」です。喜びにつけ悲しみにつけ、成功につけ失敗につけ、神により頼み、導きと助けを得て生きていく人を幸な人と言うのです。この詩篇において22節の中に、18回も「主」が用いられています。彼は人生の最悪の危機を脱出した鍵は主により頼むことであったと述べています。

「主の恵み深きことを味わい知れ、主に寄り頼む人は幸いである」(34:8)

 

34篇は全体としてイエスキリストを指し示していると言われています。特に

「主は彼の骨をことごとく守られる。その一つだに折られる事はない」(34:20)は十字架上のイエス・キリストの骨が砕かれなかった約束の言葉となっています。

「しかし、彼らがイエスのところに来た時、イエスはもう死んでおられたのを見て、その足を折る事はしなかった」(ヨハネ19:33)

ヨハネは詩篇34:20の御言葉の成就として記録しています。神は救い主をこの地上に送られた時、その誕生から死に至るまで細かくご計画されました。そして十字架上で息を引き取られたイエスキリストの骨が砕かれないということまで約束を成就されたのです。

 ダビデのために約束を成就された神は、イエスキリストの為にも成就されました。それは私たち一人一人の為にも、個人的な細かいことにまで成就してくださる約束でもあるのです。

 このテキストから私たちに語られている奥深いメッセージがあります。

「徹底的に神により頼む人のためには、神は徹底的に守り、導き、教え、面倒を見てくださる」。実に細かいことにまで救いの手を差し伸べてくださるお方なのです。

 この愛に満ちた主が、今週もあなたを導き支えてくださいますようにお祈りいたします。

小田 彰