2018.9.20

《ライトハウスバイブルアカデミー(34)》

◎今月のテーマ『福音的救いの意味と実際』

 

聖書の神はイスラエルを舞台として登場人物を選び、配置している。

バイブルオールキャストと言えるだろうか。

旧約聖書の主役達は、アブラハム、モーセ、ダビデなど。

預言者としては、サムエル、イザヤ、エレミヤ、エゼキエルなど。

脇役を挙げればきりがないがヨナやハバククのようなワンスポット預言者であっても重大な役割を果たしている。

新約聖書では当然12使徒がいるがぺテロが良くも悪くも主役でしょう。

しかしパウロの存在は半分を占めていると言っても過言ではない。

その中で、神が選び、愛し、用いた人物像はあるパターンを持っている。

無力、無名、しかし信仰によって神に用いられた人々。

この世にあって有能であったが、挫折、失敗、不信仰から神のみ手による大改造を経験して歴史的な事業を託された人もいる。

 

旧約聖書の中では創世記のヨセフは欠点を見いだしにくい存在でキリストのひな型のようである。

今日のテーマ「ダビデ」は、素晴らしい信仰と素直な性格、分をわきまえた行動など、若いときに優れた才能を発揮し神に用いられた。

しかし王となり権力と財力を握ってから失敗し、家庭的にも悩みが尽きなかった。

しかし悩みの中で神に求め、悔い改め、素直な告白を詩編に記録したことによって、旧約聖書の最大の人物と言っても過言ではない。

そこで「神の人ダビデ」と「ダビデのあやまち」、そして「ダビデの信仰」について次回と二回に渡って考察しよう。

礼拝説教シリーズでレイモンド・エドマン博士の『人生の訓練』から学んでいるが、「12信頼性の訓練」「23軽蔑に耐える訓練」などでダビデを模範的に用いている。

この学びは、私たちが「どのように生きるか?」だけではなく、私たちが伝道し導く時、信徒の人生の局面で「どう評価判断し、どう導くか?」にかかっている。

バンヤンの『天路歴程』が示しているように、人生の旅路は遠く、誘惑が多く、容易に天国に至らないことを理解した上で、多難な道を生き抜いたダビデの生涯から私たちも指針を得たいとねがっている。

 

①神の真実エレミヤ哀歌3:22-33

②神の真実第二テモテ2:11-13

③神に信頼される人  第一サムエル15:22-2316:6-7

④神を愛する人 ローマ8:28

⑤ダビデの選び 

 素直さ 勇気 忠実 分をわきまえた行動…

 

(別紙資料)

⑥詩編から

⑦感謝聖餐式