[活水湧出](13)
「感謝の杯」(マルコ 14:17〜26、ヘブル 9:11〜15)
最後の晩餐について、マルコはシンプルに語っています。より詳細に書き残しているのはヨハネです(13〜17章)。食事の席で、ユダの裏切りを預言します。それからご自身が十字架上で流す血潮の意味について語られます。それは今日まで続けられている「聖餐式」の意味です。「新しい契約の血」についてです。
一同が食事をしている時、イエスはパンを取り、祝福してこれをさき、弟子たちに与えて言われた、「取れ、これは私の体である」。また杯を取り、感謝して彼らに与えられると、一同はその杯から飲んだ。イエスはまた言われた、「これは、多くの人のために流す私の契約の血である。」(マルコ14:22〜24)
この過越の食事は、どの家庭でも持たれることですが、座長であるイエスは父であり、テーブルを囲む弟子たちは子供たちです。それはどの家庭でも、家族の証として、同じ信仰に立っているものとしてなされる食事です。テーブルにあるパンとぶどう酒を取り上げて、ご自身の十字架の意味を語られました。
さて、イエスの血による「新しい契約」の前に、「古い契約」について確認しておきましょう。
①出エジプト記で、10番目の試練において、天使がエジプト中の長男を殺害する予告がありました。しかし、イスラエルの民は、門柱と鴨居に小羊の血を塗ることによって過ぎ越されたのです。(出エジプト12:13)
それを記念するのが過越の祭りです。小羊の血によって、禍から免れ、この世の力であるエジプトから解放される約束です。
②モーセが十戒の石の板をいただいた後、神の祭壇を築き燔祭を捧げ、神の契約の言葉を読んだ後、雄牛の血を民に注いだとあります。「見よ、これは主が、これらのすべての言葉に基づいて、あなた方と結ばれる契約の血である」(出エジプト24:8)
民が神の御言葉に従順に従う契約の印です。
さて、このモーセによる古い契約は、イスラエルの不信仰と偶像礼拝のために破られてしまいました。
イエスはもはや動物の血によらず、ご自身の十字架上の血潮よって新しい契約を確立することを弟子たちに語られました。これが新約聖書の救いであり、福音であります。
ギリシャ語の「契約ディアセーケー」は2つの意味を持っています。
①バプテスマ(洗礼)罪の告白と十字架の赦しの信仰によって受ける洗礼です
②主の晩餐(聖餐式)救われたものたちが神の家族として、同じ信仰の血縁関係として持つ食事です。イエスの血による共同体です。
今、私たちは新しい契約の血によって結ばれています。これはイスラエル民族に限らず、世界のあらゆる民族においても、十字架の贖罪を信じ、義とされたものは皆神の家族です。
「新しい契約の家族」
①罪が赦され、性質が清められて神の器とされています。
②この世にあって、一切の必要が満たされます。
③「アバ、父よ」と呼ぶ時、神は祈りを聞いてくださいます。
④そして、復活と永遠の命が約束されています。
最後の晩餐におけるイエスの杯に預かるものとして、この時代を生きて参りましょう。
「永遠の聖霊によって、ご自身を傷なき者として神に捧げられたキリストの血は、なおさら、私たちの良心をきよめて死んだ業を取り除き、生ける神に仕える者としないであろうか。それだから、キリストは新しい契約の仲保者なのである」(ヘブル9:14.15)
十字架の道を歩まれたイエスの足跡をしっかりと見つつ、受難週を過ごさせていただきましょう。
小田 彰
ライトハウス
〒152-0035 東京都目黒区自由が丘1丁目16-13
Tel : 03−3717−2711(代表)
Fax : 03−3717−2721
Web: https://www.lighthouse-jiyugaoka.jp
Mail: [email protected]
代表携帯電話:090−3505−2986
郵便振替口座 00120−6−170857
みずほ銀行渋谷支店 普通預金 2382850(ライトハウス)